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足の腫れは痛風?初期症状や治療法、対策について!

ぜいたく病とも揶揄される痛風。

かつては50代が発症のピークと言われていましたが、

近年では30代がピーク、早ければ20代でも!

というくらいに、発症が低年齢化しています。

 

どうして痛風になるのか、どんな症状なのか、どれだけ痛いのか、

どうやって治すのか、そしてどうしたら痛風にならない生活が遅れるのか?

 

疑問を一気に解消して健康な生活を送りましょう!

 

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1.痛風の原因

まず痛風とはどんな病気かを改めて。

痛風財団によれば「痛風は尿酸が体の中にたまり、

それが結晶になって激しい関節炎を伴う症状になる病気」です。

 

激しい関節炎。

聞いただけで背筋が凍ってきます。

また、男性に圧倒的に多い病気です。

 

痛風の原因は?

痛風財団の定義にあるように、

体内に溜まった結晶化した尿酸が引き起こします。

 

血液中の尿酸値が基準値(8.0ml/dL)より高くなる

「高尿酸血症」を放置すると、関節が痛くなります。

 

一番有名なのは、足の親指の付け根の痛みです。

歩くのも辛いとか、文字通り「風が当たっても痛い」と言われています。

 

原因物質「尿酸」

尿酸は、プリン体が体内で燃焼した時にできる燃えカスです。

プリン体そのものは身体を動かすために必要なエネルギー物質で、

体内で常に作られています。

 

主に肝臓で分解されて、体内に一時的に蓄えられた後に排泄されていきます。

生成に排泄が追いつかなくなると、血中に尿酸が多く残ります。

そして基準値を超えると高尿酸血症という診断をされます。

 

血中の尿酸値の上昇

プリン体の多い食品・飲料を摂取することで上がります。

糖質・カロリーの過剰摂取がそのままプリン体の過剰摂取に繋がります。

肉類(とりわけレバー等の内臓類)、ビール、紹興酒等のアルコール、は高プリン体食品です。

 

高プリン体食品の過剰摂取とも繋がりますが、肥満も要因の一つです。

特に内臓脂肪型の肥満は、尿酸値の上昇の直接的な要因です。

内臓脂肪型の肥満は高血糖を招きやすいですが、同時に尿酸値も上げてしまいます。

それから激しい運動も尿酸値が上昇します。

 

そして最後にストレスです。今や万病のもとと言われるストレス。

強いストレス状態が続くと当然尿酸値を上げる要因になります。

 

2.初期症状〜本格的な症状

痛みは?症状は?

痛風の発症、症状の進み方

もっとも一般的に知られているのは、

どこからともなくある日突然訪れる関節の激しい痛みです。

 

先にも述べましたが、風が当たっても痛い、というくらいの痛みです。

 

足の親指の付け根の痛みが有名ですが、

足の甲や足首、膝などに起こることもあります。

激しい痛みですが、1週間から10日ほどで治まります。

 

関節結節

発作を繰り返しても治療せず放置していると慢性関節炎になり、

痛風結節という瘤(こぶ)ができてしまいます。

 

コブは小さいものはニキビくらいの大きさですが、

大きいものだとりんごと同じくらいの大きさになってしまいます。

 

痛みは伴いませんが関節の動きを制限したり、

骨の変形を招いてしまうのでそうなる前に病院を受診して、治療をしましょう。

 

3.治療法

 

発作が起きたらすぐに受診!

 

痛風の治療法って?

発作に対する治療と、高尿酸血症の治療で症状を改善していきます。

発作には投薬を、高尿酸血症には食事療法と投薬治療を並行して進めるのが一般的です。

 

発作の治療

発作が起きたら、早く受診しましょう。

内科や整形外科が一般的ですが、痛風外来を設置している病院もあります。

 

病院で症状にあった薬をもらうことになりますが、

発作の前兆(経験者のみ)、発作中、次への予防とそれぞれの

ケースで薬の種類が変わります。

 

痛風結節ができて痛みを伴う時も薬物治療が基本ですが、

場合によって手術で摘出することもあるので、

痛い時にはいち早く病院へ行きましょう。

 

高尿酸血症の治療

血液や尿の検査で、高尿酸血症のタイプ分けをして、それに合った治療を進めます。

 

痛風の症状や発作がなくても

血液中の尿酸値が8.0(合併症がなければ9.0)ml/dLなら治療対象です。

健康診断で尿酸値が基準を超えた場合、早めに医師に相談しましょう。

 

薬物治療と生活習慣の改善で、尿酸値を6.0ml/dLまで下げ、

キープすることが目標になります。

 

薬には尿酸の発生を抑えるもの、尿酸の排泄を助けるもの、

尿路結石を防ぐものがあります。

 

食事、飲酒、運動など、生活の見直しを指導されますので、

尿酸を下げ、基準値を守れる生活を心がけます。

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4.予防・対策

痛風にならないために気をつけることって?

 

肥満解消

肥満、特に内臓脂肪型の肥満は尿酸の生成を促し痛風の発作へと繋がってしまいます。

BMI計測し、正常な数値(18.5~25未満)を目指しましょう。

BMIは25を超えると肥満、35を超えると高度肥満となり、治療対象になります。

 

食事や飲酒量を見直し、カロリーや糖質の過剰摂取を抑えましょう。

また、ウォーキングやジョギングのような有酸素運動を日常に取り入れましょう。

一方で激しい運動はかえって尿酸値を上げてします。

 

痛風は、肥満とは縁遠いように見えるアスリートに多い病気でもあります。

激しい運動がプリン体の生成量を増やし、痛風になってしまうのです。

 

プリン体を控える

食品100gあたりのプリン体含有量(痛風財団サイトより)

 

このように、プリン体含有量の多い食品を多く摂取すれば、

それだけ尿酸値が上がるリスクを背負うことになりますが、

低プリン体食品でも高カロリー・高糖質の食品もあります。

 

また、ここで低プリン体食品だからといってたくさん食べてしまえば、

結果的にプリン体を多く摂取してしまうことになります。

よって、プリン体の数値も気にしつつ、全体の食事量をしっかりと見直しましょう。

 

アルコールの摂取量を見直す

アルコール飲料はほぼ全てプリン体を多く含み、

分解するために尿酸が発生します。

 

ビールはプリン体含有量も多いですが、

飲む量も多くなりがちで注意が必要です。

 

また、ビール、日本酒、ワインといった醸造酒よりも焼酎、

ウイスキーといった蒸留酒に切り替えるのもいいでしょう。

 

水分(甘くないもの)を多くとる

水、お茶といった飲み物を多く摂取することで尿の排泄量も増え、尿酸値を下げてくれます。

ジュースや炭酸飲料といった甘い飲み物では糖分を取りすぎて肥満に繋がってしまいます。

水・お茶に切り替えましょう。

 

ストレスを溜めない

過剰なストレスは痛風のみならず健康によくありません。

ストレス解消のためにやけ酒、やけ食いをしてしまう・・・こともよく見受けられますが、

これでは肥満に繋がってしまいます。

 

休む・遊ぶなど、しっかりストレスを発散・解消して健康に過ごしましょう。

 

まとめ

以上、痛風の初期症状や治療法、予防対策をご紹介しました。

 

痛風の98.5%は男性が発症(痛風財団調べ)している、

とのデータが示す通り圧倒的に男性に多い病気です。

痛みはある日突然やってきます!

 

ご紹介した中に思い当たる習慣、取りすぎている食品、ありませんか? 

今からでも間に合います。

 

康診断の結果をチェックしましょう。

そして生活習慣を見直して、痛風にならない体づくりをしていきましょう。

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